「特集 つながる、つがる」夏の終わり・収穫を控えたつがる市を巡るルポルタージュ
冥界へ、つながる?
おどろおどろしいほどの夕焼けに見とれながら走行中、ふと見つけた社。この龍のような物体は虫頭(ムシガシラ)といい、春の虫送りの祭りで使われるという。この直後、クルマは道に迷った。あの、土着的情念を体現したような社こそ冥界へとつながる入口だと、ぼくたちはニラんでいるのだが??
縄文へ、つながる。
つがる市に一日いて、このヒトと会わないで過すのはむずかしい。亀ケ岡遺跡から出土したとされる縄文中期の「遮光器土偶」を模したキャラクターで、その名も“しゃこちゃん”(!)資料館、土産店など彼は神出鬼没で、JR木造駅では2階建駅舎の屋根より高い巨大しゃこちゃんに、絶句。津軽はとてもキッチュだ。
ムシガシラ。現在のものは龍に近いが、かつては鰐のような風貌のものもあった。
木造駅。TVでも取り上げられること多数。